有原 正悟
「このプログラムに参加できたことに、心から感謝しております。日本語を教えるという役割を通して、今まで知らなかった自分の関心や持ち味が見えるようになりました。またとても魅力的なALLEXの先生方やスタッフの皆様とのコミュニケーションを通して、物事をポジティブに考える回路が頭の中に開通したようにも思います。ホスト校でも人の縁にたいへん恵まれました。世話役の先生を中心に学部全体で私のことを気にかけて下さって、ホームパーティーやイベントに誘っていただく等人の温かさを毎日感じていました。また日本語教育の面では、ベテラン講師の先生のもとで初級から中上級までの3クラスを担当し、幅広い知識や経験を得ることができました。講師の先生の教授法の違いはあったのですが、夏の研修で教わった方法を実践するよう応援してくださいました。私の授業案がうまく生徒に馴染むよう講師の先生が前もって必要な知識を説明して下さっていたので、手ごたえ(?)を感じながらチームの一員として働くことができました。州立大学ということで学生数が多く宿題の採点で手が痛くなったりもしましたが、夏の研修で教わったメソッドをホスト校の特徴に合わせてアレンジしていくのは面白さを感じる瞬間でした。学業面では、学内だけでなく地域の移民向け英語教室に参加したり、ナーシングホームの実習に行ったりと座学にとどまらない生の経験的知識を身につけることができました。また、学部の先生が私と同じ専攻の学生をチューターにつけてくださり、当該領域で必要な語彙や表現を増やすことができたのもとてもありがたかったです。今後は、お世話になった感謝の思いをモチベーションにして日本でできる国際貢献を考えてみたいです。」
有原正悟 (’16-17)