授業料免除で学位取得。
ALLEXで留学の夢を叶えよう。
ALLEX奨学生は日本語を教えることによって、大学・大学院の授業料と寮費、食費の免除を受けながら、将来の国際的キャリアを目指し勉強しています。1988年の発足からこれまでに、1000名以上のALLEX生が約230の全米の大学で修士号または第二学士号を取得しました。
ALLEXのアメリカ大学・大学院留学奨学金プログラムには、2年間のティーチング アソシエイト プログラム(Teaching Associate Program / TAプログラム)と1年間のティーチング フェロー プログラム(Teaching Fellow Program / フェロープログラム)があります。どちらのプログラムでも、ALLEX生には任期中の授業料と住居費、食費の免除が約束されます。
ALLEXはこんな方に最適のプログラムです。
TAプログラム
大学/大学院の授業料と住居費、食費免除で留学したい方
アメリカで修士号を取得して、キャリアアップを目指す方
アメリカで修士号を取得して、その後博士課程進学を目指す方
アメリカで2年間で第二学士号を取得して、キャリアアップを目指す方
アメリカで2年間で第二学士号を取得して、その後修士課程進学を目指す方
アメリカの大学で教える経験を積みたい方
日本語教育の知識と実務経験を積みたい方
フェロープログラム
大学/大学院の授業料と住居費、食費免除で留学したい方
日本語教育の知識と実務経験を積みたい方
英語力を伸ばしたい方
アメリカの大学/大学院で授業を受けたい方
将来アメリカで大学院修士課程進学をお考えの方
すでに修士号をお持ちの方で、将来博士課程進学をお考えの方
アメリカの大学で教える経験を積みたい方
ALLEX卒業生からの
メッセージ
ALLEX卒業生の井上さんが、ALLEXへの参加を決めた理由やALLEX生として留学した経験、留学後の進路などについて話してくださいました。井上さんは現在は日本の大学でフルタイムの日本語講師として活躍なさっています。
ティーチング アソシエイト プログラム
Teaching Associate Program
ティーチング アソシエイト プログラム(TAプログラム)は、北米での日本語教育の普及を目的として、1988年に設立されたプログラムです。TA生は日本語教育研修プログラムを受講した後、全米各地の大学または大学院で2年間、学生として学びながら日本語の授業を担当します。 また、大学からは様々な奨学援助が提供されます。
求める人材
TAプログラム奨学生は正規の大学生・大学院生と日本語講師という二つの役割を両立させる必要があるため、そのどちらにもバランスよく積極的に取り組んでいける自主性と柔軟性が求められます。また、進学先の多くが日本との関わりの少ない地域にあるため、日本文化を伝える民間大使としての自覚を持ち、地域の人々と交流を深めることも期待されています。
日本語講師として
TA生は、原則として進学先の大学の日本語プログラムの授業を担当します。プログラムには大きく分けて以下の3種類があります。
ALLEX生によって新設される日本語プログラム:授業はもちろん、コースシラバスの作成からテストの作成、採点、そして成績評価まで、日本語プログラムの運営全般が任されます。
ALLEX生によって維持・運営されている日本語プログラム:プログラムの運営全般を前任のALLEX生から引き継ぐか、任期中のALLEX生と協力しながら担います。基本的な仕事の内容は、上記の新設の場合と同じです。
ALLEX生以外の教員によって運営される日本語プログラム:主任教員の指導の下、プログラムの運営補佐に当たります。授業は通常一人で任されますが、コースシラバスやテストの作成等の業務は、主任の先生の指導に従い行います。
また稀に、日本人の生徒を対象とした日本語補習校での授業を担当したり、現地の高校や企業で日本語の授業を担当したりする場合もあります。
学生として
TAプログラム奨学生は、2年後の修士号または第二学士号の取得を目指して留学します。TA生には日本語を教えることで奨学援助が約束されますが、その条件として、学期ごとに定められた単位数を履修し、必要とされる成績を維持しなければなりません。
大学から提供される奨学金
TA生に提供される奨学援助は、ティーチング・アシスタントシップ* を利用した授業料と住居費、食費の提供です。大学によって、それらの費用を免除するところもあれば、TA生に奨学金を給与の形で支給し、それを使ってTA生自らが費用を支払うといった形をとる大学もあります。また、これに加えて、健康保険料や給与、研究補助費等を提供する大学もあります。各大学の奨学金の詳細は、大学がALLEXと取り交わすTAプログラム参加合意書に明記され、マッチング審査でTAプログラム派遣候補者に渡されます。
※ティーチング・アシスタントシップとは、学生でありながら授業を受け持ったり、教授のアシスタント的な役割を担ったりすることに対して提供される奨学援助制度のことです。アメリカで100年以上の歴史のある奨学制度で、通常は大学院生のみを対象とします。ティーチング・アシスタントシップは希望する学生が多いため競争率が非常に高く、外国人留学生に適用されることはまれです。
ティーチング フェロー プログラム
Teaching Fellow Program
ティーチング フェロー プログラム(フェロープログラム)は、アメリカの大学のニーズに応えて2000年度に設立されたプログラムです。フェロー生は日本語教育研修プログラムを受講した後、全米各地の大学で日本語講師として1年間授業を担当します。 TAプログラム同様、大学からは様々な奨学援助が提供されます。
求める人材
フェロー生には、日本語プログラムの講師として責任を持って任務に取り組むことが求められます。また、専任の教授や他の講師と協力してプログラムを運営する場合が多いため、協調性も不可欠です。日本との関わりの少ない地域で教える場合は、日本文化を伝える民間大使としての自覚を持ち、大学関係者のみならず地域の人々とも積極的に交流を深めることも期待されています。
日本語講師として
フェロー生は、原則として派遣先の大学の日本語プログラムの授業を担当します。プログラムには大きく分けて以下の3種類があります。
ALLEX生によって新設される日本語プログラム:授業はもちろん、コースシラバスの作成からテストの作成、採点、そして成績評価まで、日本語プログラムの運営全般が任されます。
ALLEX生によって維持・運営されている日本語プログラム:プログラムの運営全般を前任のALLEX生から引き継ぐか、任期中のALLEX生と協力しながら担います。基本的な仕事の内容は、上記の新設の場合と同じです。
ALLEX生以外の教員によって運営される日本語プログラム:主任教員の指導の下、プログラムの運営補佐に当たります。授業は通常一人で任されますが、コースシラバスやテストの作成等の業務は、主任の先生の指導に従い行います。
学生として
フェロー生は学位取得を目指すことはできませんが、多くの大学で授業料免除で授業を履修または聴講できます。授業を履修する場合は単位が取得できるため、プログラム修了後の進学にも役立ちます。これまでに多くの卒業生がフェロープログラム修了後に大学院に進学していますが、その場合ALLEXでの教育経験が高く評価され、奨学金をもらって進学する卒業生も少なくありません。
大学から提供される奨学金
フェロー生に提供される奨学援助は、 住居費と食費の免除または支給です。また、それに加えて1学期につき1〜4コース分の授業料が免除または支給されます。さらに、これに加えて健康保険料や給与を支給する大学もあります。
韓国語・中国語講師派遣プログラム
ALLEXでは、日本語講師の派遣に加え、韓国語と中国語講師の派遣も行っています。韓国語や中国語が母語の方や、それらの言語と日本語のバイリンガルの方は、ぜひそちらのプログラムにもご応募ください。詳しくはALLEX (allexoffice@allex.org) までお問い合わせください。
ALLEX奨学金 パンフレット
日本語教育研修プログラム
Teacher Training Institute
ALLEX夏期日本語教育研修プログラムは、アメリカの大学で日本語プログラムを運営するために必要な知識と技術の体系的習得を目的とした、日本語講師養成プログラムです。コーネル大学やオハイオ州立大学、ワシントン大学セントルイスなどの名門大学から成るThe Consortium for Chinese and Japanese Teacher Trainingのサポートを受けて実施されています。ALLEX生には、派遣前にこの研修プログラムを修了することが義務づけられています。
日程:6月中旬〜8月上旬(約6週間)
開催予定地:詳細はまもなく公開されます。
プログラムの特色
日本語教育の経験を問わず、日本語教授法が体系的に習得できるカリキュラムになっています。
現在アメリカで第一線で活躍中の言語学、日本語教育学の教授が指導にあたります。
日本語教育の理論だけではなく、その実践的テクニックの習得にも重点を置きます。
教育実習が多く組み込まれています。
成績評価の方法やコースシラバスの作成など、アメリカの高等教育機関での授業運営全般に関する知識と技術の習得を目指します。
※日本語教育研修プログラムのみ受講することもできます。ご希望の方は、ALLEXまでお問い合わせください。
参加費用
授業料:約$6,000
寮費:約$1,500
※2024年度の費用。2025年度の費用は、2025年1月に正式発表されます。
カリキュラム
言語学の講義から教育実習まで、理論と実践の両面からより効果的に教授法が身に付くよう、指導が行われます。授業の主な内容は以下のとおりです。
1. 外国語教育理論に関する講義
言葉と文化の関わりを考察し、英語を第一言語とする学習者を前提に、音声学や文法論などの側面から日本語を言語学的に分析します。また、言語学習に必須の4技能(Reading、Writing、Listening、Speaking)について、効果的な教授法を考察します。特に会話の習得に重要な「状況設定」を重点に、それぞれの状況設定に合った視聴覚教材の作成についても学びます。
2. アメリカの大学の教育事情やクラス運営に関する講義
アメリカの高等教育制度や大学における外国語教育の実態、特に日本語教育の現状について講義を受け、日本語学習者の心理、日本語教育のあり方などを考察しま す。また、アメリカの学生の気質や行動パターン、学生との接し方、問題発生時の対処の仕方から、授業内での学生のエラーの訂正方法や指名の仕方など、実際にクラスを教えるために必要な知識と技術を幅広く学びます。
3. 教育実習
日本語を実際の授業の環境で教え、講師の批評と指導を受けます。実習授業はビデオに録画し、実習を行った本人は授業後に録画された実習の様子を自己評価、分析します。
4. 成績評価方法の習得
学生の日本語習得を公正に評価するために、授業参加や予習復習、宿題などの日常評価をはじめ、テスト内容の決定から実際の作成まで、成績評価方法の全般について学びます。
5. コースシラバスの作成
コースシラバスとは、各学期の授業初日に学生に配られるもので、成績評価方法や試験の予定日、授業の進行予定表など、そのコースの全般的な説明が記されています。当研修プログラムでは無理のない適切なコースの進め方を学び、留学先の大学での実際の使用を前提に、講師の指導のもとコースシラバスを作成します。
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