向井 美沙希
「大学三年生の冬、教育実習を終え、教員採用試験の準備をしていた私は心の中でずっと「本当にこれでいいのだろうか」と迷っていました。というのも、教育実習中、「言語教育」について深く考えさせられていたからです。一方、私の最終的な夢である、「国際機関で働く」ことについても、どういったキャリアを歩んでいくのがいいのか悩んでいました。そんな時、大学の掲示板に貼ってあったALLEXのポスターを見つけ、大阪の説明会とオンライン説明会に参加し、これだ!と思った時にはもう応募書類を何度も書き直していました。 初めは、両親を説得することから始まりました。1)どうして教員採用試験よりもアレックスを選ぶのか、2)大金を支払ってまでいく価値があるのか、3)今後どうしていくつもりなのか、について両親にプレゼンテーションをし、二週間続いた議論の末、納得してもらうことができました。その間、TOEFLやGREのテストを受けたり、卒業論文研究発表会の資料を準備したりしていました。 夏のプログラムでは、アレックスの先生方や仲間たちと一緒に日々学び合い、助け合い、笑い合いながら、言語教育について勉強させていただきました。ホスト校に派遣される前には、ワシントンDCやアトランティックシティ、オーシャングローブ、ニューヨークへ行き、アメリカの夏を満喫することができました。ホスト校では、学生や他の先生方と一緒に楽しみながら日本語教育を勉強させていただいています。先生方と学生と一緒に、日本語スピーチコンテストや日本語エッセイコンテストへ向けた準備、そして参加する機会もあります。また、日本語を学習する学生たちと一緒に住んでいることもあり、学生たちとたくさん交流をすることができています。学生たちの生の声を聞けるのは、授業内容の改善にも非常に役に立っています。大学内で開かれた日本の雪まつりイベントでは、学生たちと一緒に「ワンピース」のコスプレをしてパフォーマンスをしました。毎日勉強を一生懸命頑張っている学生たちの隣で、私も英語検定1級の勉強をしています。 先日、ALLEXの先輩からご連絡をいただき、国際連合本部の方からお話を伺える機会をいただきました。そこで、私の夢につながる情報を得ることができました。—アメリカの大学でTAとして日本語を教えられる経験・アメリカの大学生と一緒に学べる経験・アメリカの大学の教授方と意見を交わせる経験・アメリカで生活する経験・人脈を広げて夢への道を探すこと—全て、ALLEXを選ばなければ経験することができませんでした。悩んだら、まずアレックスの方々に相談してみてください。ALLEXの皆さんはとても親身になってみなさんの疑問や質問に答えてくださると思います。あの時、ALLEXを選んで、ALLEXに選んでもらえて、心の底から良かったです!この文章を読んでくださっているみなさんも、悩んで考える前に、まずは行動してみてください!—やればできる、やらなければできないーみなさんの挑戦が、大きな夢への第一歩になることを心から願っております。」
向井美沙希 (’18-19)