清水 渚彩
「アメリカで修士号を取り、アメリカの大学で日本語を教えることが夢だった私にとって、ALLEXプログラムはまさに自分の夢を叶えられる理想のプログラムでした。何が何でも、このプログラムに参加して修士号を取りたい!という思いがあった一方で、数年勤務していた仕事を辞めて、聞いたことがない団体を通してアメリカに行くというリスクを取ってまで、挑戦すべきかという問いへの答えを出すまでに相当時間がかかりましたが、今、振り返ると、このプログラムに参加するという決断は正しかったと心から言えます。 アメリカへの渡航準備から渡航後のサマープログラム、大学院卒業までは決して簡単な道のりではありませんでしたが、このプログラムに参加しなければ得ることができなかったたくさんの方々との出会い、経験に心から感謝しています。サマープログラムでは、知識、経験ともに豊富な先生方から日本語教育について教えて頂き、たくさんの仲間と支え合いながら素晴らしい2ヶ月間を過ごすことができました。派遣校では、日本語を教えながら、第二言語習得学の勉強をしました。日本語教師、大学院生の両立に日々苦労しましたが、学生の笑顔、感謝の言葉は何にも代えがたいものでした。大学院では、第二言語習得の基本から研究まで学び、学会で発表するところまでさせて頂くことができました。このプログラムを最後までやり切れるのだろうかと不安に思うこともありましたが、同じ大学で学んでいるALLEX生、他の大学の同じ環境で頑張っているALLEX、ALLEXの先生方、スタッフの方々、派遣大学の先生方と本当にたくさんの方に支えて頂き苦しい時も乗り越えることができました。 もし、みなさんが、私のようにこのプログラムの参加を迷われているのであれば、ぜひ、前向きに参加を検討して頂きたいと思います。このプログラムを通して、みなさんが夢を叶えられるよう心から応援しています。」
清水渚彩 (’17-19)